グループ会社の上海MTAC(日本オフィス)が在る愛知県豊橋市で日本産アボカドを試験的に栽培をしています。
日本産アボカドは『ゆす村農園さん』というトロピカルフルーツの苗木を販売する業者から、種からの実生栽培よりも実の生るのが早い接ぎ木を3年前に購入しました。
栽培方法は非常に単純で、接ぎ木の苗木を少し大きめのポットに移し替え、1年目は露地での越冬が心配なため零下となる期間中は室内で管理し、2年目は露地でも風が比較的に当たらない場所で栽培し、3年目の越冬では零下期間中も露地栽培を維持しました。
そして2021年春、3回の越冬後、初めて国産アボカドに実がなりました!
これより愛知県でも豊橋、蒲郡、田原などのいわゆる東三河地域なら路地栽培は可能と思われます。ただし東三河地域は太平洋側に位置することから海風に強く吹き晒されるため、ビニールハウスなど室内栽培の方が露地栽培よりベターかなとは思います。
さて日本産アボカドの実ですが、定説通り花は沢山咲くものの実が生る確率は非常に低いです。花自体もですが折角実が生っても風に吹き飛ばされてしまうため、やはり風除けが必須です。(下記写真①が5月頃のもの。数個の実が生る)
↓写真①
7月頃、数個生った実は1個を残し全て落下しました。しかも最後の1個は残念ながら写真②の大きさまで育った後に黒く変色し腐ってしまいました。大きさが余りに小さいため熟して黒くなったのではなく虫害によるものと思っています。
栽培は一朝一夕で出来るものではないので、来年もまた実が生るように、今年以上の大きさになることを願いながら試験栽培を継続したい思います。
↓写真②
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