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太田

中国のサービス業のクオリティは日々向上中

更新日:2020年3月8日

 私は上海出張のたびに中国内資のレストランに行くのですが、中国のサービス業のクオリティは日々向上中と感じます。


 今回も中国で1番人気の火鍋チェーン店『海底捞(Hǎidǐlāo)(日本語で海底撈)』に行ってきました。

 この店のウリは【サービスの高さ】なのですが、驚くべきことは中国全土展開後も、海外展開後も、1994年の創業以来から今に至るまでブレないところです。


 海底撈のサービスは沢山あるのですが、中でも下記が特色です。

●どのスタッフもスマイルで接客、接客態度がとても良い

●待ち時間中が苦痛にならないようお菓子やジュースの提供やテーブルゲームの設置

●親御さんがゆっくり食べられるように子供向けの遊び場とシッターさんの配置

●変面ショーやカンフー麺などのお客さんが楽しむアトラクションもあり

 

 海底撈は週末は1時間待ちの超人気店なので通常業務だけでも忙しそうな上、過剰ともいえるサービスはスタッフにとっては負担になり離職率も高いのではと思われますが、中国のネットで調べたところ待遇がとても良いため離職率は低いようです。

 ネット情報にはなりますが、店舗スタッフからマネージャークラスまで給与体系が手当も含めて明確化されているため公平性が高く、家族手当や国営企業を彷彿させる従業員宿舎の提供など福利面もとにかくしっかりしてるようです。


 私が中国ビジネスに20年近く携わってきた中で感ずることですが、中国人と共にビジネスをする際は相応の対価の支払いは必要であり、更に対価を支払ったからと言って「~してもらえる」とか「やってもらえる」のような考えというより甘えを持つと不意に足元をすくわれたりする可能性があります。


 色々書きましたが、海底撈以外のチェーン店でもサービスのクオリティが上がっていると思われますので、また次回その話を書いてみたいと思います。





海底撈の会員向けのポイント(1元=1ポイント)でもらった「食べるラー油」みたいなもの。

青唐辛子と赤唐辛子と麦が主材料で、調味料として使うと湖南料理ができるという日本で湖南料理が食べたいときには優れた代物。


 

 


 





 

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